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2016年08月23日 (火) | 編集 |
あきらとつくしの馴れ初め編






「で?つくしちゃんとはどんな関係なんだよ、あきら。見た限りじゃ相当親しいよな」


メイドがお茶を出して下がったのを待ちかねたように総二郎が好奇心で瞳を輝かせてあきらに詮索をし出す。

牧野は双子と一緒にどっかに行っちまったので、メルヘンリビングにいるのは俺たち四人だけ。

───俺もそれは知りたいぞ。

なぜだか俺はあきらと牧野の関係を知りたいと心の底から思ったんだ。


「ん?ああ、さっきも言ったけどつくしちゃんが家に出入りするようになったのは、ほぼ一年前なんだよ。今と同じ様に桜が満開で……」


あきらの話はこうだ。
去年の正月にテレビを見ていたら小さい子供がお使いをする番組があったそうで、それを見ていた双子が自分たちもお使いをやってみたいと駄々をこねたそうだ。
あきらや両親は双子の気まぐれだろうと思って『今は寒いから春になったら』とその場を治めた。

子供の事だからすぐに忘れるだろうと高をくくって。


ところが双子はその約束をしっかりと覚えていて、庭にある桜の花が咲くと『『桜が咲いたから春になった。やっとお使いに行ける』』と大喜びで、毎日毎日あきらや親の顔を見るたび『いつ行けるの?』『何を買ってくればいいの?』そう質問攻めをして、その執念についにあきらの両親も折れて双子にお使いに行かせる事にした。

行き先は美作家から一番近い和菓子屋。
そこで春らしく桜餅を家族に一個ずつの五個買ってくるお使いに二人は大喜び。

和菓子屋の場所を教え、道順を覚えさせ、その道だけを歩いて寄り道はしない約束をさせた。

GPSをこっそり仕掛けた入ったポシェットを肩にかけて、意気揚々と初めてのお使いに行く双子。

もちろんSPの尾行付きで要所要所にもSPを配置して危険に備えた。
が、行く途中の公園で桜祭りが行われていて、その賑やかさに双子が約束を忘れて飛び込んで行ってしまったらしい。

もちろんSPも慌てて公園に入ったがちょこまか動く背の低い双子が人混みに紛れ込んでしまって、あっと言う間に見失ってしまった。


あわててGPSで探し反応のあった地点に向かうと、そこは人気のないフェンスと木々の間。


『あんたたち、こんな小さい子に何してんのよっ!』


聞こえてきたのは少女の怒鳴り声。


『うるせぇ!とっとと財布よこせっ!』


若い男の興奮した声と共にバシッ!と殴る音と数人の囃したてる声。

急いで駆け付けるとフェンスを背にした中学生ぐらいの少女の後ろに、声も出せず震えて泣いている双子の姿。
その三人を取り囲むように高校生らしき男女の集団。

どう見ても恐喝されている状況にSPは集団の背後から複数で制圧にかかり、残りの二人が少女と双子をその場から脱出させた。



「で、その時の双子を助けてくれたのがつくしちゃんなんだよ」





勇ましいな、つくしは。


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