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2016年08月25日 (木) | 編集 |
あきらとつくしの話にもう暫くお付き合い下さいませ






「俺がSPから『二人を見失った』って連絡を受けて公園に着いた時にはもうすべて解決していて、絵夢と芽夢はSPの車ん中でつくしちゃんにしがみついて震えながら泣いてたんだ」



泣きじゃくる双子は助けてくれた女の子から離れないし、女の子の顔も殴られたせいで口の端が切れてて少し出血してるし、痣にならない様にSPが露店で氷を貰って冷やしてはいるがそのままにはしておけない。

お礼がしたいからと言っても遠慮するのを『せめて手当をさせて欲しい』と説き伏せ、家まで連れて来て手当をしながら話を聞く。


名前は牧野つくし。

中三になったばかりで春休みに近くある親戚の家に用事があって帰る途中、公園に立ち寄ったところ迷子らしき双子を見付けて声をかけようとしたら、先に女子高生風の女が声をかけて手を繋いで歩き出した。

知り合いのようには見えなかったので、何となく後をつけていたらどんどん人気のない方へ連れて行かれてて“ヤバい”と思った時には、双子は若い男に取り囲まれててポシェットを奪われそうになっていた。


「ここら辺は高級住宅街で金持ちが多いし、身なりもいい双子の持ち物を狙ったんだ」
「ポシェットとはいえ一流ブランド品だからな」


泣きながらポシェットを奪われまいと握り締める双子を殴ろうと手が高く振り上げられる。
そこにつくしが割って入り双子の代わりに男の一人に平手で殴られたところに、GPSで双子を探していたSPが声を聞きつけたのが顛末だ。



「さいわい適切な処置をしたからつくしちゃんの怪我もたいした事なかったんだけどな、絵夢も芽夢もうちの親もつくしちゃんが気に入って……」
「何だかんだ言いくるめて、つくしちゃんが週一でうちに来る事を了承させたんだよ」


自分が危険な目に遭うかも知れないのに見ず知らずの子供を助けに集団に中に飛び込む正義感。
ま、無鉄砲とも言うが。

嘘の吐けない真っ直ぐな性格なのは少し話しただけで判った。


「俺たちみたいな家だと誰かが擦り寄って来るのを警戒するだろ?」

「ああ、常に利用されないかと警戒するな」

「特に新しく知り合ったやつはな」


常に警戒しながら生きている世界の住んでいる俺たちには、つくしちゃんは眩しく映ったんだ。

それから、受験生のつくしちゃんに俺が勉強を教える代わりに、双子に外の世界を教えてくれる様に頼んだ。

今回、双子が知らない人に付いて行ったのも『あっちに可愛い子犬がいるよ』そう言って誘われたらしい。
基本的にどこに行くのにも送迎付きで動く双子は、いつも誰かが守ってくれているからと警戒心が薄い。

つくしちゃん曰くこの声かけは誘拐の常套句の一つなんだそうだ。

同じ価値観を持った子供ばかりが通う幼稚部では学べない事を教えて欲しいと両親がつくしちゃんに訴え、ちゃっかりつくしちゃんの両親の了承も取り付けた。

最初は週一回だったのが絵夢と芽夢おまけにお袋までが『もっとつくしちゃんと遊びたい!』って言い出して、週二になるのに時間はかからなかった。






やはりつくしは人たらし


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