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2016年09月11日 (日) | 編集 |
ベンツってやっぱクラスによって乗り心地が違うんでしょうか?
誰か教えて!






車はいつもの白いベンツのバン、牧野送迎専用車。
その車の後部座席に五人で乗り込む。
類と牧野が二列目に座り三列目に俺と総二郎、俺たちの間に真を挟む座席になった。

後ろからは真のとこのSPの車がぴったりと着いてくる。
運転手と店から尾けてきていた男女の計三人のSP、その数が真の存在の重要性を伝えてくる。

それに真自身もかなり格闘技を身に付けているみたいだしな。
守られているだけの存在じゃないって事だ。



車内では当たり障りのない会話。
二人のバイト先である居酒屋の話が中心となっていった。


「美作さんがね、うちのお店にある日本酒の事を言ってたよ」

「日本酒?どれかな」

「ほら、あの十本しか入らなかったやつ」

「ああ、あれ。あんまり知られてない蔵元のなのに、美作さんはご存じなんですか?」


調べようと思っていた事を真の方から話題を振ってきた。

都合がいい。

バイトの立場では詳しい事は知らないだろうけど今は少しでも情報が欲しい。
どんな伝手であの日本酒があの店に流れているかが解れば、うちだってその販売経路に食い込めるかもしれない。


「美作のレストランでも扱いたいと思っているんだけど、蔵元が首を縦に振ってくれないんだよ」

「あそこはなかなか新規の取引を増やさないと聞いていますから大変でしょうね」

「『どんな風にアプローチかけたらいいのかが全く解らない』って美作の外食部門の営業が嘆いてたよ」


少しでも情報が欲しい気持ちを隠して同情を誘う言葉を選んで喋るが、真は俺の真意なんてお見通しの様で俺にだけ見える角度で軽く口角を上げるにとどまりそれっきり。

ふわぁっとあくびを左手で隠し噛み殺した真を見た牧野が話しかけてきて、俺の誘導尋問は会えなく強制終了。

くそっ、今のあくびはわざとだろ。

牧野が後ろを振り向いたタイミングに合わせたあくびの意味に総二郎も類も気付いたはず、気付かねぇのは呆れるぐらい鈍感な牧野ぐらいだ。



そのまま俺の望む会話に戻る事も無く、真のマンションに着いた。

相変わらずセキュリティーの厳しいマンション。
真が車に同乗しているのと二回目の訪問で門と車寄せの所にいる警備員の雰囲気がいくぶん柔らかい気がするのは気のせいじゃない。
一昨日とも昨日の朝とも違う警備員なのに、こういった対応をするって事は相当連絡とホスピタリティ教育がしっかりしているって事が解る。

一昨日と同じ様に類は車を返し、真を先頭に建物の中に入った。
真がコンシェルジュと軽く会話をしている間に俺たちは訪問者の記入をし、扉の向こうにある保安検査室?でゲートを潜り手荷物のX線検査。


「牧野に聞いていた通り毎回するんだな」

「そうです」

「毎回だと嫌にならねぇか?」

「慣れていますので平気です。それにこのマンションの安全の為ですから」

「オー……っ」


俺は危うく「オーナー一族の責任感か?」と言いそうになったのを呑み込んだ。

あぶねぇ……

さっき真が言っていた言葉が脳裏に蘇る。

『私がお披露目をするまでは司護家の娘だという事を極力秘密にしてあるんです』

自分を探られるのを警戒しているのにここで、警備員の前で真とマンションの関係をバラすのは拙い気がした。

思い出すのは昨日の悪夢。

司護のシステムは美作の遥か上をいくのを思い知らされた、警告だからこそあれだけで済んだ。
これでまた俺が【真の事を探っている】と思われでもしたらと想像するだけでぞくぞくとして背筋が凍りそうだ。






あきら、学習してますね。


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