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2016年09月25日 (日) | 編集 |
あれ?
赤札編が終わらない。
 
 




平泉君と二人っきりの教室の中であたしが叫んでいると、凄い音と共に扉が内側に倒れ込んできた。


「牧野ぉっ!!」


空気を震わす怒号と同時に飛び込んできたのはアメリカにいるはずの道明寺さん。
思いもしない人物の乱入に叫び声は引っ込み、じたばたと暴れていた手足も固まる。


「え?あ……道明寺さん?」


驚きのあまり名前を呼ぶのが精一杯、きっとあたしは今ぽかんとした間抜けな顔をしているだろう。
けどあたし以上に驚いているのが平泉君で、顔を真っ青にしてあたしと道明寺さんとの間に立ち塞がった。


「道明寺様っ!!」


両手を広げあたしを自分の背中に隠す様に立って、道明寺からの視線を遮る。


「どけっ!」
「てめー牧野に何しやがった?」


全身から赤黒い炎みたいなのを噴き出している様な道明寺さんが一気に距離を詰めて来て、平泉君の肩を掴んであたしから引き離すと殴りつけた。
産まれて初めて聞く、人が人を拳で殴る音に足ががくがくと震えて立っていられない。


「つくしちゃん!大丈夫かっ?」


西門さんに名前を呼ばれてはっと我に返る。

道明寺さんを止めなきゃ!


「止めて下さいっ!道明寺さん、平泉君を殴らないで下さい」


平泉君を殴り続けている道明寺さんの腕を後ろから掴む。
だけど頭に血が上り興奮している道明寺さんの耳にはあたしの声は届いていないのか更に殴る。


「牧野っお前は自分を酷い目に遭わせようとした奴を庇うのか?」

「違っ、平泉君をはあたしを助けてくれてたのっ!あきらさんっ道明寺さんを止めてよっ。このままじゃ平泉君が死んじゃう」

「助けて……って、お前あいつに襲われてたんだろう?」

「違うのっ!平泉君はあたしを赤札から助けてくれていたのっ!!」


やっとあたしの声が届いたのだろう道明寺さんが殴る手を止めてあたしと平泉君を見比べる。
殴る手は止めても平泉君の胸ぐらを掴んだ手は離さない。


「赤札?何の事だ?」

「道明寺さんがあたしに貼った赤札の事ですっ」



今を遡る事、数分前。



「牧野、酷い事はしないから落ち着いて聞いてくれる?」


あたしを空き教室に連れ込みきつく抱きしめながら、叫ぶあたしの耳元で小さいけれど鋭く平泉君は囁いた。
あたしの頭は混乱していたけど平泉君の瞳は嘘を言っている様には見えない。


「酷い事を……っ、もがもが、ふが」


聞き返すあたしの口が大きな掌に覆われ、言葉を発する事が出来ない。


「しっ、大きな声を出すと外の連中に聞かれる。僕の言う事に首を縦か横に振って答えて?」


外に連中?どういう事?
平泉君の言葉に疑問が次々湧いてくるけど今は話を聞くのが先決。

首を小さく縦に振る。


「まずね、牧野さんに赤札を貼ったのは道明寺様なんだ」


衝撃的な言葉に首を振らず「うぅーーっ」って唸り声が覆われた掌の下から洩れる。


「赤札を始めたのも、貼る権利があるのも道明寺様だけなんだ。だから牧野さんに赤札を貼ったのは道明寺様だよ」


うそ、うそ、どうして?

確かに一緒にいてもあたしとはあまり喋らないけど、道明寺さんにそんなに嫌われてたの?


「ふごごごっ?」

「ああ『どうして?』って?それは牧野さんが美作様たちを親しくしているからだよ。道明寺様は庶民も女もお嫌いだ、なのに牧野さんが美作様に取り入って仲良くしているだろう?それが原因だよ」


そんなっ!?
鋭く何か言いたげな視線を時々感じてはいたけど、学園から追い出したいほど嫌われていたなんて。

子供の頃から鈍いと言われていたけれど、ここまで嫌われているのにも気付かないなんて自分の鈍感さに涙が出る。


「牧野さんは外部からだから知らないだろうけど、赤札を貼られた人は本当に酷い虐めに遭ってみんな自主退学をするんだ。特に牧野さんはF3と親しくしていたからやっかまれている分、虐めの内容も酷くなる」
「現に今ここでレイプされている事になってるからね」


レイプ!
たかだか学校内の虐めでレイプまでされるの?


「外にいる連中は聞き耳を立てているはずだよ。タイミングを見て乱入してビデオで撮る予定だったけど、さっき僕が鍵を掛けたから入っては来れないよ」






終わらせるつもりだったんですが指が言う事を聞かなくて伸びちゃった。
てな訳で真相は次回…出来るのかな?不安だ


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