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2016年09月27日 (火) | 編集 |
また猫が飼いたいけど我慢我慢
 





シャワーを浴びてリビングには行った時から判っていた。
ソファの陰、みんなの死角になる場所に小豆が息を潜めて隠れている事を。


お酒のおつまみに私の作った常備菜を出す。
これはキッチンでつくしと『驚かせちゃおう!』って企んだ事。それが見事にハマって私たちはハイタッチをせんばかりに喜んだ。

場の空気が和んだところで私の作戦が始まる。
さっき話をはぐらかしてしまった日本酒についてもう少し美作さんの話を聞きたかった。
美作がなぜあの東北の小さな蔵元のお酒を提供しようと思ったのかを知りたかった。

先ずお店で出しているのと同じものを飲ませてどんな反応をするのかを見る。

美作さんはお店でわざわざこのお酒を指定して飲んでいた。という事は美作さん自身がこのお酒に思い入れがあるのかもしれない。

すると面白い事にきっかけは兄と同じだという事が解った。

ふぅん、味も判っとるみたいやし、まずは合格点やな。


次にラベルの貼られていない原酒を出す。
原酒はかなり薫りも味も濃厚でその濃さに惑わされないか、一般販売されていないノンラベルの意味を見抜けるかを見たかった。

結果、美作さんはちゃんと原酒だという事も、なぜその原酒がここにあるのかも結び付けてきた。

私とお店との関係をバラす。
つくしにはずっと黙ってたから少し怒られたけど正直に理由を話して納得してもらえたから“よし”としよう。

ちょっと三人には八つ当たりしてもうたけどね。


ちょっと意地悪したけど美作のシステムをダウンさせてしまったお詫びも兼ねて、取引成功に繋がるかもしれないヒントを兄の話としてしておいたから来年どうなるか美作さんの頑張り次第。

私が出来るんはここまでやからね。



朝からバイトずくめのつくしが眠気を訴えてきたのでお開きとなった。

ソファの陰に隠れていた小豆が動き出す気配を感じる。
主に美作さんと私が話している間もずっと聞き耳を立てて観察してた事も解ってる。

だってそれが小豆の役割やから。


小豆に驚いた美作さんの反応は思わず吹き出しそうになったけど、小豆はしっかりと美作さんに『初めまして』の挨拶をしに行く。
美作さんの匂いを嗅いで足首辺りに体を擦り付け顔をしっかりと見つめながら鳴いた。

ぅなぁぁぁああん


ふぅん、小豆は美作さんを合格って判定したんやな。
あとは西門さんと花沢さんか、小豆が審査するんは……
さてどんな結果が出るんやろな、楽しみやなぁ。


「小豆おいで」


美作さんに挨拶を済ませた小豆がぴょんとジャンプして私の膝に乗ってくる。
耳の後ろから背中を撫でるとビロードの様な手触り。
顔を上げた小豆と視線が交わる。

うん小豆の言いたい事は解っとるから。ありがとう。


「どうした?あきら大丈夫か?」


気遣うような西門さんの声にそっちを見て驚いた。
美作さんが固まってる。


「今のは猫だよな?俺の匂い嗅いで体を擦っていったよな?」


呆然自失で誰に同意を求めるでもなく美作さんが呟く。


「着替えっ!シャワー!!もう一度して綺麗にしないと……」


そう言うなり美作さんは立ち上がってリビングから出て行ってしまった。


「ごめんね、真。美作さんって潔癖症なのよ、たぶん小豆ちゃんが駄目だったんだと思う」

「潔癖症?」


せっかく小豆の合格を貰えたのになぁ。
残念やな。






真のペット?小豆はかなりの重要な役だったりします。


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コメント
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2016/09/27(Tue) 23:22 |   |  #[ 編集]
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2016/09/28(Wed) 11:04 |   |  #[ 編集]
や*様
我が家にも朝晩やって来る野良猫がいます。
同じく名前を勝手につけて呼んでますね。
お味噌汁の出汁をとるのに使ったいりこを食べて、またどこかのお宅へ行っているようです。

名前を呼んだら返事するし、私の車の音を聞いて草むらの中からお出迎えもしてくれる愛いヤツです♪
2016/09/28(Wed) 21:34 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
委*長様
猫型ロボットですか?

考えもしなかったっすよ。
2016/09/28(Wed) 21:36 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
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