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2016年10月05日 (水) | 編集 |
これもあきらくんの初体験だよね
 
 




インターホンが切れて少しするとドアが開いた。
スタッフに促されて中に入ると狭い空間、俺たち五人とスタッフ合わせて六人でぎゅうぎゅう詰めになって息苦しさを感じる。
目の前に今度は引き戸の扉。


「申し訳ございません。猫の逃走防止の為に二重扉になっているんです」


そう言ってスタッフは入ってきたドアにしっかりと施錠してから引き戸を開ける。

ふぅん、ここのシステムを知らないやつがドアを開けられない様にする為か。
そう言えばドアの所に【インターホンを鳴らしてスタッフをお呼び下さい】ってプレートがあったな。

二重になったドアをくぐるとカウンターとロッカー。
受付とこの店の説明を聞いてロッカーに荷物を預ける仕組みだそうだ。


「花沢様、牧野様いつもお越し頂きましてありがとうございます。今日でスタンプカードがいっぱいになりましたので、お好きなオリジナルグッズをお選び下さい」

「マグカップだけじゃないんですか?」

「種類を増やしたんですよ。見本があちらにありますのでご覧になってお決めくださいませ」


スタッフの示したテーブルの上にはマグカップ・スマホケース・トートバッグ・ジグソーパズルが並んでいて、その中からこの店の猫とのツーショット写真を使った世界にただ一つだけのオリジナルグッズが作れるらしい。

ふぅん、いいなこのサービスは。
ただのプレミアムグッズじゃなく【世界に一つだけ】と特別感を出してリーピーターにならせるんだな。
美作でもアミューズメント施設で取り入れられるか聞いてみよう。




類が貸し切った時間は二時間。

俺はその二時間で今まで経験した事の無い思いをした。
いや!させられたんだ。

総二郎と類め……いちいち俺のリアクションを撮影しやがって覚えてろよ。
牧野と真も一応止めてはいたけど笑ってたのは判ってるんだ。



「いやぁ~貸し切りにしてて正解だったな、類」

「でしょ?」


猫カフェを出て迎えの車に乗り込んで開口一番に言ったセリフがこれ。


「美作さん大丈夫ですか?」

「花沢類、この車に何か冷たい物ないの?」

「ん?そこの冷蔵庫にミネラルウォーターが入ってるよ。それでいいでしょ」


心配する二人と顔色が悪いであろう俺をちらっと見て視線で示す。
牧野に手渡されたペットボトルの中身を半分ほど一気に飲み俺はようやく人心地がつけた。


「これからどうするよ?」

「あたしお腹が空いた」

「牧野はいっつもお腹空いてるじゃない」

「ひどっ」


空腹を訴える牧野の腹を宥める為に美作が経営するカジュアルフレンチの店に移動する事になった。

ここでも話題になるのはさっきの猫カフェでの出来事。
どの猫が可愛かった、また行こう、そして一番の話題は予想通り俺の事。
総二郎がちゃかし類がぼそっと突っ込む。
牧野と真は俺に気を使ってか苦笑いをして、俺はきっと苦虫を噛み潰した顔をしていた。


「つくしは何を貰う事にしたの?」

「初志貫徹でマグカップにした」

「俺とお揃いなんだよね」


何と類はツーショットではなくスリーショットで写真を撮り同じ物を注文したのだという。
それぞれお気に入りの猫を抱っこして俺たちにすら滅多に見せない笑顔で頬を寄せた写真を嬉しそうに俺たちに見せびらかす。


「次はジグソーパズルがいいな、牧野」

「うん、また行こうね。みんなで」


きっと類は牧野と二人で行きたいはず、なのに鈍感牧野はそんな類の気持ちに気付かない。
類も解っている。
司の件があってから無意識に牧野が恋愛に臆病になっている事を。
だから焦らずゆっくりと距離を近づけてるんだ。


「だね。みんなで行こうね」


少し寂しそうな笑顔で類は微笑んだ。

また行くのかよ。
その【みんな】の中には俺も入っているんだろうな、小豆で慣れる練習をしとかないと……






やつらの真ショックも落ち着いたようなので少しラブを匂わせてみたりして~


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コメント
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2016/10/08(Sat) 15:10 |   |  #[ 編集]
さ*ぴょん様
お揃いのマグカップにすることで、じわじわとつくし包囲網を狭めていく類の作戦は成功するのでしょうか?
それは私にもわかりません!

はぁ、早くCP決めないとなぁ…
2016/10/08(Sat) 21:36 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
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