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2016年10月08日 (土) | 編集 |
お仕置きの時間?






暑い……

車を降りた途端に湿度の高い熱気が俺の身体にむわぁっと襲いかかってくる。


「あきら、あと何人だ?」

「今から行く奴を含めてあと四人だな」

「今日中に終わるのは無理そうだな、おらっ!類、行くぞ」

「ヤダ、外、暑い」

「暑いのはみんな同じだ、早く終わらせないとつくしちゃんとのバカンスに行けないぞ」

「…………バカンス……牧野と」


あまりの暑さに車から降りるのを拒否していた類が【牧野とバカンス】のセリフを聞いて、気怠げに瞼を上げて緩慢な動きではあるが車から降りた。

夏休みも既に半分以上が過ぎた。
毎年海外にある誰かの別荘に行ってバカンスを過ごしてきた俺たちが今年の夏はどこにも行かず日本にいる。





『だいたい赤札なんてものを始めたのは道明寺さんなんですよね?それが原因で何人もこの学園を辞めたって聞きました』


俺の名前を騙って偽物の赤札を貼った女や同調して牧野を虐めた連中を英徳から追い出す!と言った時に、牧野が言った言葉から今の俺たちの状況が生まれた。




平泉を道明寺系列の病院に連れて行った牧野があきらと一緒に帰って来た。
牧野にまとわりつく双子を引き離し『呼ぶまで誰も来るな』と人払いをしたあきらの部屋で話を聞く。


「あいつ、平泉はどうだったんだ?」

「さいわい骨折はしてない、だけど打撲が酷くて今夜は熱が出るかもしれないからって念の為に入院だそうだ」

「あれだけ司に殴られて打撲だけかよ。怪我が酷くなくて良かった、安心したぜ」

「良くない……良くなんてない!平泉君はあたしを助けてくれただけなのに」


震える声の牧野は顔を伏せて、膝の上で握り締められた拳にぽたぽたと涙が落ちる。
そんな牧野を見て俺の胸の奥がちくりとした。

そんなに泣くほど平泉って奴の方が大事なのかよ。


「あの状況じゃ牧野が襲われてると誰もが思うよ」

「ああ類の言うとおりだ、俺たちもつくしちゃんが男に襲われてるって思ったんだ。助けるために司が殴ったのは仕方ない事だと思う」

「でも。あんなに酷く何回も殴るなんて」


お前が襲われてる様に見えたんだ。
扉の中から聞こえた牧野の叫び声と扉を蹴破って飛び込んだ中で見た牧野の姿と隣にいた男の姿を見た途端、一気に頭に血が上った。

初めて好きになった女が男に襲われている場面を見て冷静なんかでいられるかよ。


「あいつには道明寺から治療費や慰謝料を出す。今日中に弁護士があいつの家族と話し合う予定だ」

「それだけですか?道明寺さんがする事はそれだけなんですか?」

「あと偽物の赤札貼った女やお前を虐めた奴らはまとめて英徳を辞めさせる」

「違う……」


ああ?なにが違うってんだ?
金も出すし虐めた連中は追い出すって言ってんだろうが。

俺たちが今までやって来たトラブルの処理を否定する牧野が何を『違う』って言ってるのか心底解らない。


「違うでしょ!道明寺さんがするのは平泉君への謝罪!!慰謝料とかの話はその後!誤解があったとしても殴って怪我させたんだから謝るのは当たり前です!!」


「なんで俺があいつに謝らねぇといけないんだよ」

「悪い事をしたら【ごめんなさい】って謝るのは当たり前でしょ。知らないんですか?」


何かあったら金で解決するのが上流社会の常識だ。
その方法しか俺たちは知らない。


「俺は今まで他人に謝った事なんかない」

「なにそれ」

「つくしちゃんは信じられないだろうけど、俺たちも司が謝るところなんて見た事が無いんだ」


ただでさえ大きい眼を零れそうなほど見開いて「信じらんない、この馬鹿坊ちゃんズは。ありえない」なんてぶつぶつ呟いていやがる。


「さっき牧野に謝ってたのを見て驚いたよ」

「さっき?」

「あの空き教室でだよ」


俺たちをぐるっと見渡し「本当なの?」と信じられないと言わんばかりに呟く牧野に同時に首を縦に振って答える。
そんな俺たちを見て牧野は疲れ果てたのか一気に脱力してソファに沈み込んだ。






安定の更新遅刻。
ここんとこパソコンに向かうと眠くって…

ごめんちゃい <(_ _)>


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