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2016年10月11日 (火) | 編集 |
糖度ってどうやって上げたらいいんですかね?
 
 




夏休が終わって最初の日、ゼミは無いけど新学期の挨拶をしにゼミ部屋に顔を出したあたしは質問攻めの嵐の真っただ中にあった。


「牧野さんっ!あのマコトって人とはどんな関係なの?」

「あの時は『彼氏じゃない』って言ってたけど今はどうなのよ?一緒に帰っててたけど……もしかして」

「背が低いのが難点だけどカッコよかった~」

「なんでつくしにばっかりイイ男が寄って来るのよ?」


ゼミ室に入るなり待ってましたとばかりに取り囲まれ矢継ぎ早に飛んでくる質問に圧倒されて言葉が出ない。
真に関する事はあたしの口からは言えない事も多いし、言葉を濁しながら嘘は言わない様に気を付けて質問に答える。


「真は彼氏じゃないよ」

「じゃあ何なのよ?相当親しそうだったけど」

「バイト先で知り合った人で確かに仲はいいけど、恋愛感情はお互い全くないからね」


あたしが『彼氏じゃない』と言った途端に眼の色が変わった女の子が何人かいたのをあたしは全く気付かないで【恋愛感情は無い関係】だと言ってしまった。


「それに真にはラブラブの恋人いるよ?」

「ええーーっ」


何が『ええーーっ』なのよ?
あんなに素敵な真だもん恋人ぐらいいるわよ。

このままここにいるのは拙いかも。


「あ、あたしバイトの時間だから行くね」


スマホの時間を確認したあたしは“これ以上攻められたら堪らない”とその場から逃げ出すようにそそくさと退散する。
本当は居酒屋のバイトの時間までは三時間はあったけど、この部屋にはいたくなかったからどこかで時間を潰せばいいと思っていた。

あたしがいなくなった部屋でこんな会話が交わされているとは想像もせずに……



「ふぅん……じゃあ私アタックしちゃおうっと。牧野先輩の彼氏じゃないなら構わないよね~」


てらてらとグロスが光る唇をにゅっと上げて、アタック宣言をした女の子は学内でも有名な肉食系女子。
ただし本性を知っているのは女子の間だけで男子は知らないと思う。

庇護欲を唆る華奢な身体。
あくまで清楚なファッションと緩く巻いた栗色の長い髪を揺らして、濡れたような瞳でゆっくりと話すのは男子の前でだけ。

そんな彼女は大学から英徳に来た外部生で女磨きに余念がない。

あたしは【真に恋人がいる】という事実を知らせる事で彼女に牽制をしたつもりでいたけど、その認識は甘かったようで……


「略奪する気?止めておいた方がいいわよ」

「そんなもの。別に婚約とか結婚とかしてる訳じゃないんですよね?だったらフリーも同然ですよ」



大学の構内にいるのは拙いから足早に門に向っていると誰かがあたしを呼んだ気がして立ち止まりきょろきょろと周囲をを見回す。


「何急いでんだ?牧野」

「そうそう、鼻息荒くしちゃってさ」


あたしに声をかけてきたのは言わずと知れたお祭りコンビ。
響く黄色い声も纏わりつく熱い視線も物ともせず綺麗にスルーしてあたしに向かって歩いてくる。
高等部の頃なら女の子たちに何か一言断ってからあたしの所へ来ていたけど、ここ二~三年は纏わりつかれても無視して甘い言葉はおろか笑顔さえない。

あの頃からは信じられない。

そんな二人があたしを挟んで先を促す様に腰に軽く手を当てて門ではなく駐車場の方へ歩き出す。


「どこへ行くのかは知らないけど送るぜ」


ただでさえもこの二人と一緒にいるだけで視線がちくちく痛いのに、エスコートして車で送るのが知られて身を切られそうなほどに痛い。

でもこの視線で“新学期が始まったんだなぁ”と実感するなんて、あたしはあたしに呆れるばかりだった。






三連休はどうでしたか?
私は油断していていきなり冷え込んだ気候に付いていけず風邪気味です。
慌てて布団を出しました。
もう十月半ばだもんタオルケットじゃ無理よね~

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