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2016年10月12日 (水) | 編集 |
司は変わって行こうと努力中






あれからすぐに平泉の入院する病院に行った俺は「あたしも一緒に謝る」と言う牧野に「一人で謝らせてくれ」と言って一人で病室に入りあいつに謝った。

牧野に言われて謝る気にはなったが、謝罪ところに見せるなんて俺のプライドが許さなかった。


「殴って悪かった」


これが今の俺が言える精一杯の謝罪の言葉。
頭を下げるなんて事はまだ出来ない。


「謝らないで下さい。誤解させる行動をした僕の所為でもあるのですから」


頭を下げはしないが眼を見据えて謝罪の言葉を言う俺の心の中で起こっているプライドとの葛藤を察したのだろう、平泉は“俺だけの所為ではない”と暗に匂わせる言葉を紡いでいく。


「僕もみんなと同じ様に誤解していました。道明寺様が牧野さんを嫌っていて赤札を貼ったんだと……」
「あの時、泣いている牧野さんに謝っている道明寺様の苦しそうな顔を見て解りました。牧野さんの事が好きでどうしたらいいのか解らないだけなんだな……と」


たった少しだけの行動で俺の気持ちがバレている事に思わず頬に熱を覚える。

そんなに俺って解りやすくて単純なのかよ。
あいつらには俺が自分の気持ちを自覚する前にバレてたしよ。


「僕もね、牧野さんの事が好きだから解るんです。あの時、道明寺様が来る前に気持ちを伝えたんですけど全く気付かれていませんでした。結構積極的にアピールしてたつもりだったんですけどね……」


俯きがちに哀しそうに言う平泉の横顔になんだか胸が締め付けられて、俺は直視できず思わず眼を逸らしてしまった。

この平泉の姿は俺の未来かもしれない。


「牧野さんって本当に鈍感で……」
「僕は告白して撃沈しましたが道明寺様は諦めないで下さいね」

「たりめーだ」


さっき感じた嫌な予感を断ち切る気持ちを込めて、俺は平泉ににやりと笑いながら宣言をした。

ベッドに横たわる平泉は痛みに顔を顰めながらも笑って俺を許してくれたが、いくつか条件を付けられた。
許す条件として提示されたことは二つ。


「俺は二学期から留学して英徳からいなくなります。だから道明寺様にお願いします、英徳生が牧野に持っている誤解を解いて下さい。そして浅井たちを牧野さんから遠ざけて二度と係れない様にして下さい。でないとあいつらはまた牧野さんを虐める……庶民の牧野さんがF4と親しいのが心底気にくわないんですから赤札なんて大義名分がなくても何かしらの事をやるはずです」

「解った」


平泉の言った事に了承を示して俺は廊下で待つ牧野と交代する。

三十分ほどして牧野は出てきた。
泣いたのだろう赤い眼をしていたがすっきりとした顔の牧野は、平泉と何を話したのかは教えてはくれなかったが笑っていたのでホッとした。




もう一度あきらの家に戻り事後処理を話し合う。


「悪かった、牧野。」

「もういいです、謝ってもらわなくても。平泉君も道明寺さんの事を怒ってないっていってくれたし、誤解が原因なんですからあたしへの謝罪はもういいです」


俺の子供じみた態度が原因で危うくあんな奴らに牧野をヤラれちまうとこだった。
平泉の機転のおかげで回避出来て本当に良かったと思う。


「何回見ても驚くな、司が謝っているのは」

「今のところつくしちゃん限定だけどな」

「でな、司とつくしちゃんが病院に行っている間にあいつらをどうするか話してたんだけど最低でも転校、もしくは海外へ留学。どっちにしろ英徳からは出て行かせるのがいいと思う」

「ああ」


こいつらのいう事に俺は賛成だ。
もう二度と牧野をあんな目に遭わせたくねぇ。それにあいつらを英徳から追い出して排除した方がいい、また性懲りも無く牧野を虐めるかもしれない他の奴らへの牽制になるしな。
それに平泉との約束もある。


「ちょっと待て下さい。だいたい赤札なんてものを始めたのは道明寺さんなんですよね?それが原因で何人もこの学園を辞めたって聞きました」






無駄に高いプライドなんてポイよ!ポーイ!


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2016/10/12(Wed) 22:57 |   |  #[ 編集]
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