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2016年10月21日 (金) | 編集 |
身悶えるつくしのお相手は……


※おことわり※

この話は【オメガバース】の世界の設定で書かれています。

オメガバースの基礎知識は↓こちらからどうぞ。
【オメガバースを知らない人に簡単に説明するメモ】
ピクシブに飛びますのでイラストをポチって下さい。
縦スクロールで説明イラストが読めます。

読まなくてもわかると思いますが、読んだ方が面白いかと思います。
 
 
 





ほぼαしかいない英徳学園。

そんな所に発情期を迎えたΩがいるという事は、存在がバレた時点でαの餌食になるという事。時にはβさえも惹きつける発情したΩのフェロモンは強烈な誘淫作用を持つ。
だからつくしは誰にも見付からないように隠れ、暗くなってから闇に紛れ学園を脱出しなければならない。
放課後に部活動をするなんて考えの無い英徳学園の生徒たちはチャイムが鳴ると各々迎えの車に乗って学園から出て行くが、それでも何かしらの理由で残っている者はいる。



重い扉を身体でこじ開け僅かに空いた隙間から身を滑り込ませる。

───よかった、誰もいない。

人気の無いカフェテリアを椅子やテーブルにぶつかりながら、目的の場所へ急ぐ。
がたんとぶつかる度に音を聞きつけて誰か来ないかと身を竦めるが、カフェテリアの営業時間はとっくに終わっていてスタッフも帰っている。

───あ、あと少し。

あとは赤いカーペットが敷いてある階段を上るだけ。ヒートの熱で震える手に力を込めて手すりを掴み、ゆっくりと一歩ずつ階段を上る。
上り切った途端に緊張の糸が途切れ、足ががくがくと震えて崩れ落ちる。

ここは許可された者しか立ち入る事を許されない聖域。

つくしはここを避難場所に選んだ。
それでも階段の端近ではフェロモンに惹かれたαが来た時、容易く発見されてしまう危険があるのでつくしは這う様に更に奥、階段から見えないソファの陰に身を隠す事にした。




そのつくしの隠れているカフェテリアのある建物に続く渡り廊下をぶつぶつ文句を言いながら歩く一人の男。


「くそっ、よりによってスマホを忘れるなんて俺って馬鹿」


最後に確認したのは専用のラウンジでメールチェックした時。
その記憶を頼りに総二郎は足を進める。

あと数メートルで扉という所で足を止め、くんと匂いを嗅ぐ。

微かに香辛料が混じった様な甘い花の蜜の香り。

───うおっ!これは発情したΩのフェロモンじゃねぇかよ。

英徳学園にはΩはいないはずなのに、辺りに漂うのは紛れもなく発情期のΩが発するフェロモンの匂い。
その事を疑問に思いながらも先を急ぐ総二郎はカフェテリアの扉を開けた。

ゴホッ、思わずむせ返るほどの濃厚な匂い。
その匂いが総二郎の身体に火をつけた。
αに生まれた者の責任としてむやみにΩを襲わないようにと発情抑制剤を服用しているはずの総二郎の体に異変が現れる。


───どうしたんだ、俺は……

鼓動が速くなり喉が渇く、じっとり滲む汗。
抑制剤が効いていない。

───熱い。

身体の奥から湧き上がってくる抗えない熱が総二郎の思考を熔かしていく。

───Ωはどこだ?

αの本能を刺激する匂いに誘われ歩を進め、階段を足音を立てない様に一歩一歩ゆっくりと上って行く。

───間違いない、ここにいる。


薄暗いF4ラウンジのどこかにいるΩを探す。


総二郎の眼がある一点に向けられた。
肌がぞわぞわと粟立つ感覚が強くなる方へ歩んで行くとハッ、ハッ、ハッ、ハッ……と苦しそうな息遣いが聞こえ、ソファの陰にうずくまり隠れている黒い影。

そおっと覗き込む。


「ま、牧野っ?」



つくしも気付いていた。
F4ラウンジに誰かがやって来た事を。

総二郎の足が階段の最上段に着いたその時、ふわりと風が吹いたような気がした。実際は吹いていないがつくしにはその風に乗って、すっきりとした甘さのどこか清しい香りが感じられた。

───誰か来た!

誰が来たのかは判らない。だがそれがαだとつくしの本能が告げていた。
つくしの中では女として鳴り響く危険を告げる警戒音と、誰でもいいからαに犯されたいというΩの性が激しくせめぎ合う。

軍配が上がったのはつくしの女としてのプライド。

それが肌蹴たブラウスの胸とスカートの中で怪しげに蠢くつくしの指の動きを止め、ぎゅっと身を縮こまらせるが荒い息だけはどうしても漏れてしまう。

───見逃してっ!

そんな願いもむなしくつくしにかけられた声。



総二郎の声にびくんっと揺れる身体。


「ああっ!」


たったそれだけの動きでも今のつくしの身体には欲情を掻き立てる刺激になる。
腰の奥から熱い粘液が溢れ出す。

───この……声。


「にっ、し門さ……ん。たすけて」


発情で身の内から焦がす熱に浮かされたつくしの瞳は潤み切っていて、身体を震わせる度に目尻から涙が零れる。
つくしの吐く息、首筋に流れる汗、つくしの全身から立ちのぼる甘いのに刺激的な香りに総二郎は中てられ頭がぐらっとする。


「ッ……ああっ」


つくしの身体が耐え切れず床に倒れると同時に香りが強くなった。
ハァハァ
身体をくの字に曲げ横たわるつくしのスカートの臀部が、ぐっしょりと濡れているのが総二郎の眼にもはっきりと判る。

そこが総二郎のαとしての本能を刺激する花の蜜の匂いの源。


「牧野っ」

「お、ねがっい……ほ、ほしい」


総二郎の理性はその言葉で崩壊を始めた。






花男オメガバースは総つくでいきます。

次回はパスかけますので、アップと同時に限定記事更新のお知らせをしますね。

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コメント
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2016/10/21(Fri) 20:10 |   |  #[ 編集]
り*りお様
ひさびさの総つくは緊張します!

ちゃんと書けるのだろうか?
しかもつくし発情しちゃってるし♪


地震は怖いですね。
いきなり鳴り響く緊急地震の警報音。
慌ててパソコンを抑えましたよー
南海トラフには影響がないとか言ってるけど不安だよね。
2016/10/22(Sat) 18:24 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
ゆ*.様
ごめんなさい、次はパスです。
ウチのパスはとっても簡単なので大丈夫のはずです!
2016/10/22(Sat) 18:27 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
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