• 10«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »12
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2016年10月24日 (月) | 編集 |
連載放り出してぶち込んだオメガバースも最終話です。



※おことわり※

この話は【オメガバース】の世界の設定で書かれています。

オメガバースの基礎知識は↓こちらからどうぞ。
【オメガバースを知らない人に簡単に説明するメモ】
ピクシブに飛びますのでイラストをポチって下さい。
縦スクロールで説明イラストが読めます。

読まなくてもわかると思いますが、読んだ方が面白いかと思います。






「ここは?」


目覚めたつくしの眼に入ったのは見覚えの無い部屋。

枕元の椅子に座ってスマホを弄っていた総二郎が顔を上げつくしに微笑む。


「……西門さん」


掠れた声で総二郎の名前を呼ぶ。


「ほら水だ、飲めるか?」


差し出されたペットボトルを受け取り一口、二口と飲み人心地ついたところで、やっと自分がひどく疲れていて喉が渇いていたのを自覚する。


「で、ここは?どこなの?」


目覚めた時に思った疑問を再度訊ねるつくし。

身体の疼きは幾分かましになっているとはいえ、奥底では未だ火が燻り続けている。
いつものつくしだったら自らの行いに羞恥を覚え、布団の中に隠れてまともに話も出来ないだろう。
が、初めてのヒートで貪欲なまでに総二郎を求め快楽を貪り意識を飛ばしたつくしは、正常な判断力を無くし薄霞のかかったぼんやりとした頭で総二郎と会話をしている。


「俺のマンション」

「西門さんの?」

「ここはあいつらも知らない俺の隠れ家みたいなもんだ」


ここは総二郎の家族と信用出来る限られた使用人しか知らないマンション。
そこにつくしを連れ込んだ。


「牧野、しばらくお前はここにいろ」

「どうして?」

「ヒートは最低でも一週間は続くんだ、そんな状態で外に出てみろ……あとは言わなくても解るだろ?」


───そうだ……あたし、ヒートを起こしたんだ。

とたんに蘇る記憶。

ラウンジのソファで意識を失うまで総二郎に抱かれた。
何度も何度も総二郎を求めはしたなく乱れた。

カッと身を灼くような羞恥心がつくしを襲う。


「か、帰ります」


慌てて身を起こしベッドから出て行こうとするつくしは「あ、あれ?」と呟いてそのままベッドにくにゃりと倒れ込む。


「力が入らない」

「そりゃそうだ、あんだけヤリまくってんだからな」

「牧野さん、あと半日は起き上がれませんよ」


総二郎よりも幾分低い穏やかな声が聞こえてきた。
つくしが声のした方を見るとそこには総二郎によく似た風貌の二十代前半の男性の姿。


「僕は西門祥一郎。総二郎の兄で医者だよ」


つくしの訊ねられるよりも早く自分の正体を明かす。


「西門さんのお兄さん?」

「そう。君はとても疲れているから医者として安静を指示するよ」

「だったら家で……」

「ダメだ、いったんヒートになったらその間は抑制剤は効かない。お前は一人で耐えられるのか?治めるのに発情期の間はここにいて俺の身体を使えばいい」

「でも」

「お前が躊躇う気持ちは解るが、ここで俺に抱かれるか、ここを出て誰彼構わずαの男や女に抱かれるのかを……今ここで選べ!時間は無いぞ、またいつヒートの発作が起こるか判らないんだ」

「牧野さんだったね?総二郎から聞いた話から推察すると君はβからΩに転化したんだ。当然、Ωが当たり前に飲んでいる発情抑制剤も飲んでいない。抑制剤を飲まなかった状態で始まったヒートは一人で耐えられるものじゃないよ?性交をせずにいたら君は一日もしないうちに気が狂う」


つくしは思い出していた、あの身体の奥から膨れ上がる熱と疼きを。
耐え切れずに指を這わせた事を。

確かにあの時偶然総二郎が来てくれなかったら、あの場を飛び出し見ず知らずの誰かの前に身体を投げ出していたはずだ。
総二郎に抱かれ焼き尽くされる様な快楽を知った今、あの衝動に再び出遭ったら耐え切れないだろう。

───誰とも知れない相手より西門さん一人の方がまだまし。


「ここにいます。ごめんなさい……お願いします」


頭を下げるつくしの耳にふぅっと安堵の溜息が二つ聞こえる。
また総二郎に迷惑をかけてしまう不安と、他の誰にも抱かれなくてもいいと言う安心がないまぜになった気持ちが揺れる瞳から解った総二郎はそっとつくしの頭を抱き寄せ自分の胸に押し付ける。


「気にすんな」


押し付けられた胸から直接響く声と力強い鼓動の音がつくしの不安を和らげ、涙が零れそうになった。



つくしを部屋に「寝てろ」と残し、祥一郎を見送り行った玄関で総二郎の肩を掴み呆れた様な声で言った。


「総二郎、お前彼女に言わないつもりなのか?」

「何がだよ?兄貴」

「もう彼女のフェロモンに欲情するのはお前だけだって事を……だよ」

「へぇ、気付いたんだ」

「当たり前だろ俺医者だ……αのな。総二郎が牧野さんと契りの儀式をしたかどかなんて彼女を診察したらすぐに判ったよ」


祥一郎は総二郎の眼を見つめながら自分の項をとんとんと指先で軽く叩いた。
つくしのそこにあるのは、番の契りをした時に出来た総二郎の噛み痕。


「いいのか?同意も無しにやってしまって」

「同意も何も必要ない、あいつは俺の【魂の番】だ」



クラブで眼の前にいた女がヒートを起こして倒れる瞬間を見た事がある。
その時もフェロモンをまともに嗅いだが抑制剤を飲んでいたので襲う事は無く『すげーなヒートは』なんてあきらと軽口を叩く余裕すらあったのに、つくしから発せられる濃厚な発情期のフェロモンは抑制剤で抑え込んでいた総二郎のαとしての本能を引き摺り出し狂わせた。

───理屈なんて必要ねぇ、本能があいつを魂の番だと訴えているんだ。

誰が何を言おうとも関係ない。
魂の番との契りは何事にも優先される。たとえ他に恋人がいようと、結婚していようと……だ。




祥一郎が出て行った玄関で総二郎は誰に聞かせるわけでもなく呟いた。


「悪いな、司に類。牧野は俺が貰ったぜ」






つくしの発情のどさくさに紛れて総二郎は上手くやりました。
オメガバースは番ってしまえばこっちのもん!
こらから一週間マンションにこもってヤリまくってもらいましょう♪

めでたしめでたし♪だよね?



五日間、私の萌妄想にお付き合い頂きましてありがとうございました。


ランキング参加中です!
ポチっとお願いします <(_ _)>
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ


応援ありがとうございます。
関連記事
テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/10/24(Mon) 19:55 |   |  #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/10/24(Mon) 22:37 |   |  #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/10/25(Tue) 02:16 |   |  #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/10/25(Tue) 08:47 |   |  #[ 編集]
り*りお様
五日間お付き合いありがとうございました。

この後は宣言通りつくしをマンションに閉じ込めてヤリまくると思いますよ♡
つくしの気持ちは措いといて、総二郎にとっては棚ぼたluckyですよねぇ。
無理やりにではなく、つくしからのおねだりですもん。

妄想がここで終わっちゃってるんで、続きが思い浮かばな~い!です。
まぁ【魂の番】は何事にも優先されるので、総二郎が上手く周囲を丸め込むでしょう!
類や司もハンカチをキィーーッ!って噛み締めながら諦めるしかないのでは?
想像すると胸熱だけど書けない…
2016/10/25(Tue) 11:26 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
こ*子様
もしα女とΩ男の話を花男でするとなると、αつくしとΩのF4誰か…
読みたいような読みたくないような。
書く気は全く無いです!
そこまで妄想力も文章力もありませんので。

続きはですね、ここで妄想は終わってしまっているので、書くとしたら別のオメガバースでしょうね。
でもオメガバースの醍醐味はやっぱりBLだと思います。
F4の中で番うのもムフフな展開ですよねぇ~♡
2016/10/25(Tue) 11:49 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
さ*ぴょん様
絶対にさとぴょん様は喰い付くと思っていたオメガバースの話に何の反応もなかったのは、まさかの食わず嫌いでしたか?
なのにパスの誘惑に負けて読んだら総二郎に喰い付いた…と。
美味しかったでしょ?オメガバースの世界は。

カブトムシ総二郎w
ミツバチでもないし蝶でもないしと思っていたので、あえて蜜に誘われてを何かに例えなかったんですけど、カブトムシはぴったりですね!
薬飲んでる総二郎が欲情しちゃうぐらいいい匂いなんでしょう。

つくしに群がるカブトムシF4よりも総二郎一択でした。
私の中で総二郎のエロを求める声が大きくなっていたので、その欲求に抗えませんでした。理由はさ*ぴょん様と同じです。
あ~スッキリした~これでしばらくエロを書かなくても大丈夫です!

総二郎はいくつ使ったんでしょうね?
流石にダースで持ち歩いているとは思わないので半ダースぐらいかな?
そして熱が冷めて拾い集める総二郎の姿…笑えるw
服は着てたのかな~とか、ソファはシミだらけよね~大変♪とか事後を想像して笑っています。

番の儀式は私の勝手な設定も入っています。
首を噛むのが主流っぽいので、そこに唾液云々を織り込んでみました。
別のコメント返信にも書きましたが、Ω項からの血液とα唾液を混ぜて体内に取り込む事でDNAから変化させて契約完了ってしたかったんです。
魂もDNAも一つになって番って欲しい私の萌え願望です!

シリーズ化…続き…妄想はここでいったん終了しちゃってるんで難しいかもしれません。
お話が降ってきたら♪という事で勘弁して下さいませ。


とりあえず一週間はマンションに閉じこもってヤリまくります!
つくしが寝ている間に避妊具を買い足しに行く総二郎の姿が見られるでしょう♪
2016/10/25(Tue) 12:32 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
m*i様
いつもお越しいただきまして、ありがとうございます。

パスのヒントをという事ですが、お応えする事は出来ません。
探して下さいとしか言えません。
サイトの中に独立記事としてあります。
どこかの記事の中に反転して隠してあるわけでは無いので、タイトルを見たら一発で判ります。


ウチはパス記事を読みたい理由でのブロとも申請も受け付けていないぶん、パスは隠してあるものの簡単にしてありますのでご容赦下さい。
問題の記事を探すのを宝探し感覚で楽しんでいただけたらと思います。
2016/10/25(Tue) 13:18 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/10/28(Fri) 12:24 |   |  #[ 編集]
委員長様
つかつくオメガバース。
お初同士の濃厚Rですかい?

ここまでエロいのは総二郎やからやと思いたい♪
2016/11/08(Tue) 19:04 | URL  |  aoi #2wx3c3Xs[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2017/01/04(Wed) 19:30 |   |  #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017/09/02(Sat) 07:12 |   |  #[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。