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2016年11月13日 (日) | 編集 |
どこか遠くへ行きたい……
 
 




あれ?

カーテンから差し込む光に眼が覚めたあたしは見覚えのない天井に疑問を持った。

ここはどこ?

ぼんやりとしたあたしの耳に聞こえてきたのは波の音。
その音を聞いてようやく頭が覚醒していく。

あぁ、沖縄だ……
昨日あたし沖縄に来たんだっけ。

一緒に寝ていたはずの絵夢ちゃんと芽夢ちゃんが横にいない。
おかしいな、と見回すと隣のベッドに二人は寝ていた。


二人は昨日と同じベッドに寝ている。という事は……
あたしが夜中に無意識に移動したのか。
やっぱり寝返りが打てなかったのは相当キツかったんだわ。

昨夜危惧していた事態にもならずほっとしたあたしは、夢の中にいる二人を起こさないように部屋のシャワーを浴びた。



朝ご飯は昨夜お母さんたちが仕込んでくれていたおかげで温めたり焼いたりするだけで済んだ。
それを五人で仲良く食べた後は別荘周辺を散策する事にした。

広い敷地に大きな母家と離れが三つ、そしてプライベートビーチ。
色とりどりの花は咲いているし、何か見た事がない実がなっている木もある。
お手伝いのお母さんに後で聞いたらパパイヤだって教えてくれた。



お昼になる少し前に水族館へ向けて出発!

美作家がこの水族館に行くのは二回目だけど、前に沖縄に来た時は絵夢ちゃんと芽夢ちゃんはまだ小さくて覚えてないらしい。
だから二人ともこれから起こるであろう事に興奮を隠せない。


水族館に入って直ぐにあったのはタッチプール。
サンゴ礁の浅瀬を模して作られた水槽にナマコやヒトデがいて、水の中に手を突っ込んで触る事が出来る。
最初は恐る恐るだったけど、一回触ると不思議な感触に驚き笑いが出た。


「思ったよりもヌルヌルしてなかった~」

「別荘の海にもいるのかしら?」

「泳ぐ時に探してみようか?」

「「わぁ~い」」



そんな興奮が冷めやらぬまま館内を進み、この水族館の一番の目玉でもある大水槽の前に来た。
悠々と泳ぐジンベエザメと水の中をゆったりと羽ばたく様に泳ぐマンタの姿に見惚れていると、貴史パパがあたしの肩をポンと叩いて腕時計を見せる。

あっ、餌の時間の前に黒潮探検に行くんだった。


黒潮探検はさっき見ていたマンタの水槽を上からみることが出来た。
そしてまた下に降りてさっきの水槽の前に戻るとさっきよりも人が増えている、どうやらジンベエザメの餌やりをよく観る為に場所取りをしているらしい。
ならばあたしたちも、と水槽が良く見える位置に立って餌の時間が来るのを待つことにした。


凄い!

この一言に尽きる。

待った甲斐があって水槽の中で立つジンベエザメが餌を吸い込むようにして食べる姿を間近で見られてあたしたちは大喜び!
すぐそばに控えているSPも口をあんぐりと開けて水槽に釘付けになっていた。




滞在中にもう一回来たいなぁ。

別荘に帰ってから双子ちゃんが今日見たマンタとジンベエザメがの絵を描いていたのをベッドの中で思い出しながら瞼を閉じた。





朝ご飯を食べるなり妙に嬉しそうな貴史パパと夢子ママに連れ出された。
有無を言わせぬ迫力であたしの腕をつかみ嬉々として「あそこへ行きたい、ここにも行きたい」と言う夢子ママは見た目の可愛らしい雰囲気を裏切って非常にエネルギッシュで、一日中連れ回されたあたしはかなりのお疲れモードで別荘に帰り着いたのだった。

別荘の敷地に入ると朝と雰囲気が何となく違う?
何だかざわついている感じだし、朝はいなかった人が増えている。

何だろう?と思いながら母家のリビングに入るとそこにいたのは、まともに見るのは約一か月ぶりの顔が四つ。


「ま~きの、会いたかったよ」


そう言うなりあたしに回された腕で花沢さんに引き寄せられる。
額に温かくて柔らかい物が押し当てられる感覚とちゅっと小さな音。


「あーーー、牧野が足りなかったんだよね」






つくしに一番乗りしたのは類でした。

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