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2016年08月08日 (月) | 編集 |
読み返すと確かに言ってない♪






「あたし……いつ真が男だって言った?」


牧野の言葉に俺たちは唖然とした。

───真が女?

思い返せば自分たちが勝手に男だと思い込んでいただけで、確かに牧野も真も男だとは一言も言っていない。
総二郎とあきらの目撃談と牧野の引っ越しにすっかり動揺しているところに『信用できるバイト先の人と一緒に住んでる』って言った牧野の言葉に嫉妬した。
そして……とどめがこのマンション。

───まさか女だったなんて思いもしなかったよ。

先入観を取っ払って、改めて真を見るとエキゾチックなかなりの美人。
牧野の事になると冷静さを失うから、こんな簡単な事にも気付かなかったんだな。
それはこいつらも同じだな、ましてや『妙な技』だろ?
美作の家業の関係で様々な武術に通じているあきらでさえも知らないなんて、どんなものなのか俺も見てみたい。


「あの、そんなに見つめないでもらえますか?」
「いくらイケメンでも三人揃って見られるとさすがに居心地が悪いんですけどね」


くすくす笑いながら言う表情からすると全くそんな事は思っていないだろう。
でもその言葉は俺たち三人とも真を凝視していたことを全員に知らせるには十分で、顔を見合わせて苦笑いするしかなかった。

自分たちの盛大な勘違いに。


「すまない」


色んな意味が込められたあきらのたった一言の謝罪の言葉に頷くのがやっとだった。


そんな微妙に気まずい空気の中に響くのは牧野の明るい声。


「ねぇ朝ご飯食べないの?」
「真と西門さんは用事があるんじゃなかったの?」


時計を見ると七時半過ぎ。
確か総二郎も真も九時に出るって言ってたな。


「みなさんの今日のご予定を伺ってもいいですか?」

「ん?三人ともうちの茶会だよ。俺は準備があるから九時にはここを出ないと間に合わないが、あきらと類はもう少し時間の余裕があるはずだ」

「私も九時に出ますので、話は食事の後にしましょう」



パティオから差し込む光で明るいダイニングの六人掛けのテーブルでの食事は賑やかに過ぎていく。


「つくしは今日はバイトだよね?何時から?」

「十一時からだから十時に出たら間に合うの」

「牧野も一緒に車に乗って行くか?」

「ありがとう。でも、部屋の掃除してから行きたいから……ごめんね」



三十分ほど時間をかけて朝食を食べた。
あいかわらず牧野の作る卵焼きと味噌汁は絶品で、日本に帰って来たんだと実感できる。

そして一緒に食事をしていて気付いた事。
真も牧野と同じ様に美味しそうに食べている。俺の知る限り上流階級の女は食事中にあまり喋らないから、こんな賑やかな食事を牧野以外とした事が無かった。
初めて牧野以外の女と「美味しい」と素直に感想を言いながらする食事が楽しいと思えたんだ。

それは総二郎やあきらも同じだったようで、真が着替えで部屋に戻っている間にリビングで話しているとぽつりと総二郎が言った。


「何か不思議な女だな」

「俺たちの中にするっと入って来たね」

「空気を読む力に長けてるんだろう」


つい二時間ほど前まで俺たちの中にあった真への妙な敵愾心は消え去ってしまっていた。






F3陥落?
でもね~油断は大敵ですわよっ!


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コメント
この記事へのコメント
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2016/08/08(Mon) 19:32 |   |  #[ 編集]
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2016/08/08(Mon) 21:27 |   |  #[ 編集]
h*ruwo様
理想的な読者様ですね♪

名前の候補は【シノブ】とかもありましたが、考えた末に【マコト】に決定!
そのうち意味が出ます。忘れてなければ、たぶん…ね?


F3よ、するっと馴染むのはいいけど何か忘れてないかい?



スペインのあきらは……
忘れてはいないのですが妄想が途切れてしまっています。
ごめんなさい<(_ _)>
2016/08/09(Tue) 00:39 | URL  |  aoi #fv5ItGmc[ 編集]
千*様
あり!
真は女の子です。

これで司のスペースが広くなりましたね?
帰って来れるのかは措いといて……
2016/08/09(Tue) 00:50 | URL  |  aoi #fv5ItGmc[ 編集]
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